函館市 4月にコロナ対策のプレミアム商品券発行 3回目
update 2022/1/15 07:41
函館市は新型コロナウイルス感染症対策として、市内の商店や飲食店で使用できるプレミアム付き商品券30万セット分(1セット1万2000円分)を、4月下旬から販売する。発行総額は36億円で、このうち事務費などを含む8億円を今年度の補正予算に債務負担行為として設定した。
コロナ対策を目的にした同券の発行は2020年9月、21年4月に続き3回目。
1回目は当初10万セットを用意したが、約19万セット分の申し込みがあったため9万セットを追加発行。発行総額22億8000万円に対し21億8600万円の利用があった。2回目は1回目の応募実績を受けて発行数を20万セットに増やしたが、予想を上回る約27万セットの応募があり、7万セットを追加発行した。発行総額32億4000万円に対し利用総額は31億3600万円。
2回目の発行時には18歳以下の子ども1人当たり2万円の子育てサポート商品券が3万2000人分発行されていることから、3回目となる今回はこれまでで最高となる30万セットを発行。市経済部は「追加発行することなく、希望者に速やかに商品券がわたるようにしたい」と話している。
過去2回の経済効果について同部は「1回目は2320店舗、2回目は2293店舗が参加し、多くの店舗から売り上げが増えたなどの声が寄せられた。今回も多くの市民に利用してもらい、地域経済の回復につながることを期待したい」とする。
また、これまで2週間程度だった取り扱い店の募集期間について、今回は3月上旬から同下旬までの約1カ月間に延長。前回参加した店舗に個別周知するほか、商店街など関係団体を通じた周知などを通じ、新たな取扱店の確保にも力を入れるとしている。
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