利用対象を全国に拡大 はこだて割受付開始
update 2021/12/16 07:33
函館市が市内のホテルや旅館の宿泊料金を最大半額助成する「はこだて割」の予約販売が、15日から始まる。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ観光需要回復を目的に、今回は利用対象を全国に拡大する。市観光部は「冬の函館観光に活気を取り戻すきっかけになってほしい」と期待する。
「はこだて割」は、当初今年4月から6月までの予定で販売を実施したが、道が緊急事態宣言を発令した影響で5月中旬に中断。コロナ禍が落ち着いた状況で再開のタイミングを計っていた。
今回の利用期間は来年1月4日から3月31日。1人1泊3000円以上の宿泊に対し、1万円を上限に宿泊料の半額を市が補助する。また交通費を含む1万円以上のパッケージ旅行には1泊当たり5000円を助成する。いずれも3連泊まで。事業費予算は6億7000万円で、延べ15万人泊分の利用を見込んでいる。
前回のはこだて割は、感染状況を踏まえ利用者を市民に限定していたが、観光客が比較的少ない冬の端境期に誘客を効果的に推進していくため、対象地域を全国に拡大する。ただし、国が定める「ワクチン・検査パッケージ制度」に基づき、予約時やチェックイン時にワクチン接種済証明書(2回目接種から14日以上経過)かPCR検査の陰性結果通知書(検体採取日から3日以内にチェックイン)の提示が必要となる。
市観光部観光誘致課は首都圏などを対象にはこだて割のPR活動を積極的に展開。12月20日〜26日には山手線車内でPR動画を放映するほか、年明けには首都圏主要駅でサイネージ広告の掲載も予定している。
同課は「コロナの感染状況は落ち着いてきているが、宿泊施設、利用者ともにしっかりと感染対策しながら、安心して冬の函館観光を満喫してもらいたい」と話している。
はこだて割の対象となる宿泊施設や旅行業者は、市の公式サイト(https://
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