ホテル「恵風」の売却先決まらず プロポーザル審査

update 2021/10/28 18:15


 函館市は、現在指定管理者が運営している「ホテル恵風」(恵山岬町61、29室)の売却候補先について、2社によるプロポーザル審査の結果、いずれも条件を満たさず不選定になったことを明らかにした。これにより、2022年からの民間による新体制での運営開始は大幅に遅れる可能性が出てきた。

 同ホテルは、旧椴法華村が100%出資して設立した第三セクター、旧椴法華村振興公社が運営する形で1997年10月にオープン。その後、函館市椴法華振興公社と名称変更し06年から指定管理者として運営を継続。16年度には椴法華振興開発が引き継いだ。

 日帰り入浴者を含めたピーク時の利用者は、1998〜2001年度は年間12万人前後だったが、その後は減少傾向が止まらず19年度は4万9861人、20年度は新型コロナの影響もあり約4万人まで落ち込んでいた。

 市は今年7月から公募型プロポーザル方式で売却先を公募し、函館市内の2社が参加資格審査を通過。10月20日に学識経験者ら5人による選定委員会が、経営基盤・収支計画、事業計画、地域貢献などに基づき審査したが、いずれも100点満点中、評価基準となる70点以上に達しなかった。

 市は「早急に選定方法の見直しを行うが、当初予定していた来年4月に民間への運営開始引継ぎは難しい」と話している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです