道内の鉄道 歴史紹介 パネル32枚 北海道鉄道観光資源研究会

update 2021/9/18 08:11


 道内の鉄道愛好家らでつくる任意団体「北海道鉄道観光資源研究会」(札幌、永山茂代表)は、函館市豊川町の金森赤レンガ倉庫BAYはこだてで、パネル展「北海道の鉄道 過去、現在、未来」を開いている。初の函館での出張展示で、パネル32枚が並ぶ。奥深い魅力のある過去の鉄道の遺構や痕跡などが楽しめる。10月末まで。観覧無料。

 研究会は2014年に設立し、現在会員は90人。2017年、18年と2年続けて道庁赤れんが庁舎で「展示博覧会」を開催したが、今回はミニ版としてパネル32枚のほか、道鉄道観光資源地図や、廃線分も含め150年間の道内の鉄路を網羅した道鉄路地図も掲示している。また、事務局次長の丸山裕司さん(50)が撮影した四季折々の鉄道のある風景写真4枚も目を引く。

 「私たちが考える北海道の夢の観光列車」と題したパネルでは、@最低でも4両AWi―Fi(ワイファイ)Bスーツケースの収容スペース―が必要と提言。釧網本線世界遺産登録推進会議と連携し、JR北海道・釧網本線(網走〜東釧路、166・2キロ)の世界遺産登録実現を後押しするパネルも。

 青函トンネル関連では、工事から北海道新幹線開通までを4枚のパネルで振り返っている。道南いさりび鉄道のパネルは、第三セクターとして2016年3月に道新幹線と同時に開業した同社が、地域に愛される存在を目指していることや、住民と一緒に沿線の魅力発信に努めるとの決意が書かれている。

 同倉庫の金森ホールなどで18〜20日に開催される「カネモリトレインフェスティバルミニ」に合わせ、グッズ販売コーナーで冊子「北海道鉄道観光資源地図」(1冊300円)を26日まで販売する。27日以降は同倉庫インフォメーションで購入できる。

 14日には丸山さん、長野博樹事務局長(50)、春井満広道南支部長(51)が設営作業を行い、丸山さんは「道新幹線の札幌延伸に伴い並行在来線の存廃議論が進んでいるが、鉄道の役割を検証し、文化として鉄道の位置づけを高めたい」としている。

 問い合わせは、春井さん(090・8705・5760)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです