アンテナショップえぞりす 縄文グッズ人気 縄文魅力発信に一役

update 2021/9/4 07:20


 道産品アンテナショップ「えぞりす」(キラリス函館1階、田中理絵店長)が、店舗内に設置した「縄文コーナー」が人気を呼んでいる。中空土偶(カックウ)などをあしらったマスクやTシャツなどが売れ筋で、7月下旬の「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を機に買い求める客が急増。縄文の魅力発信に一役買っている。

 もともと同店では、Tシャツなど縄文グッズを扱っており、世界遺産決定を契機にアイテム数を増やし、売り場も拡大した。現在はTシャツ(2200円)、エコバッグ(1320円)、缶バッチ(550円)、マグネット(200円)、マスク(660円)、マグネットステッカー(550円)、食品「ギルフリ」を並べている。

 ギルフリは、函館産ガゴメコンブを使った商品を販売する「医食同源」(函館市万代町)の商品で、道産黒豆のフリーズドライと3種類のコンブ、ナッツをミックスしたヘルシーなおやつ。縄文人も食べていたとされる自然の恵みを食品で表現している。ほかは有志団体「縄文DOHNANプロジェクト」が手掛けた商品だ。

 マスクについて、田中さん(39)は「色や柄が多彩で、いろいろ選べて楽しい。大人用と子ども用があるので、気に入ったマスクを見つけてほしい」と話す。

 TシャツはS、M、L、XLとサイズがそろい、従来の絵柄に「祝 世界遺産」の文字が入った新しいタイプを仕入れた。

 田中さんは「新しいグッズを増やし、道南の縄文を盛り上げていければ。縄文ファンの人も商品の充実を心待ちにしていると思う」としている。

 同店の営業時間は午前10時〜午後6時。無休。新型コロナウイルス対策で北海道への緊急事態宣言発令中も営業時間は変わらない。問い合わせは同店(0138・27・4777)へ。

提供 - 函館新聞社

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