トラピスト修道院の展示スペース、明るい雰囲気に一新
update 2021/9/3 07:17
【北斗】トラピスト修道院(市三ツ石で一般公開している旧受付棟展示スペースが1日、リニューアルオープンした。市がスペースを借り受け、修道院の歴史や童謡「赤とんぼ」の作詞者三木露風(1889〜1964)とのかかわりを示すパネルなど5枚と展示台1台を新たに設置した。
修道院の建物内部は非公開だが、正門の旧受付棟(1934年ごろ築造)は観光客に開放し、無料で見学できる。修道院は創立125周年の記念事業として建物を改修。展示スペースを拡張し、修道院内玄関ホールにあった創立者ジェラール・プゥイエの円柱パネルなどを移設した。
三木露風は1916年から24年まで修道院の文学講師を務め、ここで多くの詩作を残した。近隣住民の一人として露風の顕彰に取り組んできたギャラリー日の丘(市三ツ石)の館主、上田雅さん(82)は「明るい雰囲気になった。修道院の暮らしや露風の人となりにも触れていて素晴らしいですね」と感激していた。
展示スペースの見学は午前9時から午後5時まで、無休。修道院は事前申し込みをした男性に限り内部見学を受け付けていた(新型コロナウイルス感染予防のため休止中)が、今後は取りやめる。
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