故郷で魂の踊りを ギリヤーク尼ヶ崎さん、21日に2年ぶり函館公演

update 2021/8/5 06:18


 函館出身の大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎さん(90)の2年ぶりとなる函館公演が、21日午後2時から函館市松風町のはこだてグリーンプラザで開かれる。今年唯一の道内公演で、19日には誕生日を迎えて91歳となる伝説の大道芸人が故郷で魂の踊りを届ける。

 街頭公演を1968年から半世紀以上継続。近年はパーキンソン病などを患い、満身創痍でありながらも芸を磨き続けてきた。新型コロナウイルスの影響で昨年以来、全国各地での公演がほぼできない状態が続き、春の関西公演は2年連続で見送った。

 今回はコロナ禍の犠牲者に鎮魂の舞をささげた昨年10月の横浜市での公演以来で、大門では津軽三味線奏者の二代目高橋竹山さんと共演した2019年8月以来2年ぶり。

 ギリヤークさんの黒子を務めている紀あささんによると、投薬治療は続くも調子自体は悪くなく、函館公演に向けて自宅近所の公園で練習を進めており、ギリヤークさんは「もしも最後の公演になったとしても、函館で踊りたいね」と話しているという。

 昨年8月の来函時には、自らが主演、監督を務めたドキュメンタリー映画「魂の踊り」を撮影。若松町の生家前では「じょんがら一代」などを踊り、母の故郷、八雲町落部の海岸では海に入って「念仏じょんがら」をささげた。22日には札幌市厚別区のサンピアザ劇場での映画上映会がある。
 21日の公演は観覧無料。投げ銭歓迎。状況によって内容に変更がある場合はギリヤークさんのフェイスブックページ(https://www.facebook.com/Gilyakamagasaki/)で告知する。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです