どさんこプラザ湯川店1年 2222万円売り上げ好調

update 2021/7/17 07:12


 道がコープさっぽろ湯川店(函館市湯川町1)1階に道産品アンテナショップ「北海道どさんこプラザ函館湯川店」をオープンし、1年がたった。6月末現在の売り上げは約2222万円で、同じサテライト出店したコープさっぽろ倶知安店(後志管内倶知安町)の1年目の売り上げ実績を上回り好調。地元住民が道南産品の魅力を再認識するとともに、道南の小規模事業者の販路開拓を支援している。

 道とコープさっぽろが結んだ食の販路拡大に関する包括連携協定の一環で、昨年7月15日に湯川店1階サービスカウンター横の19・8平方メートルに設けた。どさんこプラザは、国内10店舗、海外3店舗を展開しており、函館では初めて。湯川店は約250品目を扱っている。

 渡島総合振興局によると、月間売り上げは、食品の需要が高まる昨年12月が1位、「秋の道南お菓子フェア」を開催した同10月が2位、市内に名が知れ渡った同8月が3位となっている。

 1年間の点数ランキング上位は「清月きたみあずき屋どら焼き」(北見市)、「元祖オランダせんべい」(根室市)、「中村屋元祖あわび最中」(松前町)で、金額ランキング上位は「カルビーじゃがポックル」(工場・千歳市)、「丸あ野尻正武商店さざ波サーモン」(オホーツク管内斜里町)、「音更ぎょうざの宝永」(十勝管内音更町)、「かにめし本舗かなやかにめし」(長万部町)となっている。ばら売りの菓子や手軽に食べられる珍味、即食できる冷凍総菜などが売れ筋だ。

 道南産品では、かにめしをはじめ、いかめし(森町)、北里八雲牛のコンビーフ(八雲町)、ヱビスパックの焼きさんまめし(函館)がよく売れたという。

 商品はコープのレジで精算するため、振興局職員がPOP(広告)を手作りし、商品の違いや特徴を来店客に伝えている。

 振興局は29日〜8月1日に「オープン1周年記念フェア」を開き、世界文化遺産に登録予定の「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関する商品などを販売する。

 振興局商工労働観光課は「新商品を提案し、お客を飽きさせない店づくりを目指す」と強調。「湯の川地区は高齢者が多いので、いろいろなものを少しずつ食べたいというニーズが高い。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、巣ごもり需要に対応した家庭用商品の強化も必要」と戦略を描いている。

提供 - 函館新聞社

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