ばんだい号墜落事故から50年 社員や遺族らが故人しのぶ
update 2021/7/4 07:12
【七飯】1971年に七飯町の横津岳に東亜国内航空(現日本航空)のYS―11「ばんだい号」が墜落した事故から50年となった3日、墜落現場近くにある慰霊碑前で五十一回忌追悼慰霊式が執り行われた。日本航空の赤坂祐二社長や社員、遺族ら24人が参列し、故人をしのんだ。
ばんだい号は同年7月3日午後6時ごろ、丘珠空港から函館空港へ向かっていたところ、函館上空で消息不明となった。翌日、捜索していた自衛隊のヘリコプターが横津岳の斜面に墜落している機体を発見し、乗員、乗客合わせて全員となる68人が命を落とした。事故当時は悪天候だったというが、現在までに詳しい原因はわかっていない。
慰霊式では黙とうした後、社員らがメッセージ付きの花を慰霊碑に添えた。参列者全員で同社の安全憲章を読み上げ、今後の安全運航を誓った。赤坂社長は「このような事故が二度と起こらないよう社員一同、気持ちを新たにしたいと思う。過去の教訓から一つ一つの業務に全員が自覚を持って取り組み、空の安全を守っていきたい」と述べた。
事故で父を亡くした函館市杉並町の看護師、浅野智子さん(51)は「50年経っても悲しい気持ちはあるが、社員の方々に足を運んでもらい感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。
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