函館競馬開幕へ安全祈願 馬場浄めと馬頭観世音祭
update 2021/6/25 07:38
7月3日の函館競馬開幕を前に開催中の人や馬の安全を祈願しようと、日本中央競馬会(JRA)函館競馬場(工藤禎康場長)で24日、「馬場浄め」と「馬頭観世音祭」が開かれた。
開催前に毎年実施している儀式で、今年は同競馬場職員、馬主、調教師、騎手ら競馬関係者約20人が参列。馬場浄めは芝コースのゴール前に祭壇を設置して執り行い、湯倉神社の伊部宗博宮司が祝詞や米をまいて馬場を浄めた。工藤場長ら各代表者も玉串を捧げ、安全を祈願した。
参列者は場内にある馬頭観世音の石碑前に移動し、馬頭観世音祭を実施。湯川(とうせん)寺の筒井章順副住職がお経を唱え、参列者も焼香して死んだ馬の供養と開催中の無事を願った。
今年の北海道競馬は東京五輪のため、札幌、函館、札幌の変則日程。函館競馬は7月3日〜8月8日までの計12日間で、1日あたり1008席限定と制限されるが、有観客で実施する。重賞は函館2歳ステークス(GV)、函館記念(同)のほか、例年札幌で行うクイーンステークス(同)とエルムステークス(同)を開催。工藤場長は「制限しての入場なので申し訳ない気持ち。来場していただいたお客様にはプレゼントや抽選会を予定している。今年は重賞レースが増え、面白いレースを提供できると思うので、ぜひ楽しみにしてほしい」と呼び掛けた。
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