７日から千満ランチとワンコインセール　函館朝市が新サービス

update 2021/6/5 07:25

　函館朝市協同組合連合会（藤田公人理事長）は７日から、地元客をターゲットに参加店が１０００円で食べられるランチを提供する「千満ランチ　１０００円で大満足」と、５００円以内のテークアウト商品などを販売する「ワンコインセール」を実施する。いずれも指定のＱＲコード決済でポイントを付与するもので、企画をきっかけに市民の朝市利用を促す狙いだ。７月９日まで。

　新型コロナウイルスの影響で朝市への観光客の入り込みが見込めない中、ランチや買い物など日常的な利用を喚起し、朝市に人を呼び込もうと企画。

　千満ランチでは、朝市の飲食店１３店が税込み１０００円のランチセットを用意。１日に漁が解禁され、今が旬のイカ刺し定食や海鮮丼、ラーメンなど多彩に提供。

　一方、ワンコインセールは４９店が参加し、各店自慢の水産加工品のほか、アイスやコーヒー、フレッシュジュースなど５００円前後と手頃な価格で買える商品をそろえる。

　今回の企画では「おでかけリハビリ推進協議会」発のオリジナル電子マネー「サポートペイ」を導入（一部店舗を除く）。この決済で利用金額１０％のポイントを還元するほか、千満ランチでは朝市の駐車場が１時間無料となる。

　同連合会では今回の企画をきっかけに、市民の駅前地区の周遊喚起につなげたい考えで、今後さまざまなキャッシュレス決済にも対応できるよう検討している。

　松田悌一事務局長は「駅前で働く人らに昼食の場面で朝市を使ってほしい。水産加工品だけではない朝市の商品も発信できれば」と利用を呼び掛ける。問い合わせは同連合会事務局（０１３８・２２・７９８１）へ。

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