郷土資料館の指定管理者制度、来年度も継続へ
update 2021/5/26 07:11
函館市教委は、2022年度から市の直営に切り替える方針だった市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋品館=末広町)について、来年度も現行の指定管理者制度を継続する方向であることを明らかにした。6月の定例市議会に来年度の管理委託料8080万円(限度額)を債務負担行為として計上する。
同資料館は1880(明治13)年に「金森洋物店」として開業。1963年に道指定有形文化財に指定され、2006年から指定管理制度で運営している。しかし、展示スペースに限りがあることなどから大規模な展示が難しく、17〜19年度の年間利用人数は7000人台で推移している。
市教委は、4月に開かれた市博物館協議会で、運営方法の変更や入館者が少ない11月〜4月の休館を検討していることなどを報告。同協議会から「冬場の閑散期も集客が見込める土日祝日は開館すべき」などの意見が出されたことから、運営方針を再検討することとなった。
指定管理者制度の延長は1年間を予定。市教委では「建物自体が貴重な文化財なので、保存管理体制を維持しながら、より有効な施設の運営方法について、時間をかけて検討していきたい」としている。
その他の新着ニュース
- 函館のコロナ感染、累計3000人超す 感染者増加で業務ひっ迫...2022/2/1
- 「棒二ありがとう」 閉館の駅前ビル最後の日曜にぎわう...2022/1/31
- 道縦貫道オオヌマトンネル、22年度にも本坑工事に着手...2022/1/30
- 異業種交流会「函館令和クラブ」活動中 事業者同士助け合い...2022/1/30
- 函館半世紀ぶりの地酒「五稜」販売始まる 空港でセレモニー...2022/1/29
- 歴風文化賞に建物2件、風景1件 守る会が選定...2022/1/29
- 道にまん延防止重点措置適用 飲食・観光 苦境再び...2022/1/26
- 27日から函館市内で「ウォルトマーケット」サービス開始 生鮮食料など2000品目宅配...2022/1/25
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。