函館市 高齢者向けコロナワクチン、6月末に供給完了見通し
update 2021/5/18 07:08
函館市は、6月末までに65歳以上の高齢者に接種するワクチンが国から計7万人分供給される見通しを明らかにした。同月末までに医療従事者へ、8月中にも65歳以上の希望者全員への接種を終える予定だ。一方で、市内では60歳未満の若年層の感染が多く、重症化しやすい変異株によって医療への負荷も増えていることから、感染リスクを減らす行動の徹底を呼び掛ける。
17日に函館市役所で行われた定例記者会見で工藤寿樹市長が明かした。
今月1日から17日までの市内の感染者数の合計は66人。年代別の内訳は40代の15人が最多で、次いで50代が13人、30代の10人と続き、60歳未満の若年層で7割を占める。また、感染の要因は帰省など他地域との往来によるものが28人(42%)。感染経路不明者は14人でその家族9人にも感染し、経路不明由来は23人(35%)、飲食によるものは11人(17%)だった。
工藤市長は「50代までの感染者が全体の約4分の3を占めており、比較的若い世代の感染が広がっている」とした上で、「他地域に住む家族、友人の行き来や、札幌や東京などの地域に行った人による家族間に感染が拡大したケースが多い」と述べた。
今後の65歳以上のワクチン接種については、24日から市総合保健センター(五稜郭町23)と、旧五稜郭支援学校跡の五稜郭ワクチンセンター(同39)の2会場で新たに実施する集団接種で、計1400人分を受け付けると発表した。
また、今後の市へのワクチン供給量について、24日〜6月6日までの間に2万3000人分、6月末までに4万7000人分の計7万人分の供給が国から受けられるとの見通しを示した。工藤市長は「これまでの分も含め、6月中には希望する高齢者のほぼ全員分が供給される予定」とした上で「医療従事者向けの接種が6月いっぱいまでに終わる見込み」とし、その後は個別接種も含めて高齢者への接種を加速させる考えを示した。
その他の新着ニュース
- 函館のコロナ感染、累計3000人超す 感染者増加で業務ひっ迫...2022/2/1
- 「棒二ありがとう」 閉館の駅前ビル最後の日曜にぎわう...2022/1/31
- 道縦貫道オオヌマトンネル、22年度にも本坑工事に着手...2022/1/30
- 異業種交流会「函館令和クラブ」活動中 事業者同士助け合い...2022/1/30
- 函館半世紀ぶりの地酒「五稜」販売始まる 空港でセレモニー...2022/1/29
- 歴風文化賞に建物2件、風景1件 守る会が選定...2022/1/29
- 道にまん延防止重点措置適用 飲食・観光 苦境再び...2022/1/26
- 27日から函館市内で「ウォルトマーケット」サービス開始 生鮮食料など2000品目宅配...2022/1/25
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。