ドリンク飲んでサクラ守ろう 五稜郭公園にチャリティー自販機設置
update 2021/5/10 07:17
函館市住宅都市施設公社と北海道コカ・コーラボトリング(札幌)はこのほど、五稜郭公園のサクラの保護に役立てようと、同公園内にチャリティー自動販売機を設置した。飲料のほかサクラ柄のオリジナルグッズを販売し、収益を害虫抑止対策に充てる考えだ。
2者による協働事業として、サクラ保護に賛同した同社が自販機本体を無償で貸し出し、管理を同公社が担う。一の橋前の広場付近に4月22日に設置した。商品として、道内限定デザインのコカ・コーラ商品のほか、オリジナルグッズとして、サクラ豆絞りと飲料のセット(600円)、ポストカードとボールペンセット(同)、厚手コットン生地を使用したマルシェバッグ(900円)が購入できる。
同公社によると、五稜郭のサクラでもガの仲間「コスカシバ」の幼虫による食害がある。ハチに擬態する成虫は秋にタマゴを産み、幼虫は樹木の形成層を食べて成長。翌年の6月下旬頃から羽化するサイクルを繰り返す。幼虫による食害が進むと木が病気になりやすくなるという。
サクラと共存する益虫にも影響を与える殺虫剤での駆除ではなく、「フェロモントラップ」を仕掛け、雄が雌を探せないようにして交尾をさせない手法で、発生抑止を図る。この経費に自販機の収益を活用する。
設置がサクラの見頃時期も重なったことから、自販機も多くの人の目に止まり、商品の売れ行きは好調に推移しているという。同公社花と緑の課は「大型連休期間中もかなりの方に利用いただいた。サクラの保護に役立てたい」としている。
その他の新着ニュース
- 函館のコロナ感染、累計3000人超す 感染者増加で業務ひっ迫...2022/2/1
- 「棒二ありがとう」 閉館の駅前ビル最後の日曜にぎわう...2022/1/31
- 道縦貫道オオヌマトンネル、22年度にも本坑工事に着手...2022/1/30
- 異業種交流会「函館令和クラブ」活動中 事業者同士助け合い...2022/1/30
- 函館半世紀ぶりの地酒「五稜」販売始まる 空港でセレモニー...2022/1/29
- 歴風文化賞に建物2件、風景1件 守る会が選定...2022/1/29
- 道にまん延防止重点措置適用 飲食・観光 苦境再び...2022/1/26
- 27日から函館市内で「ウォルトマーケット」サービス開始 生鮮食料など2000品目宅配...2022/1/25
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。