函館五稜乃蔵の酒蔵地鎮祭 年末には新酒も 30人が成功祈る
update 2021/4/24 07:16
酒造会社の上川大雪酒造(上川管内上川町)の親会社と、函館高専同窓生の企業家らが出資した新会社「函館五稜乃蔵」(漆嵜照政社長)が、函館市亀尾地区に新設する酒蔵「函館五稜乃蔵(仮称)」の地鎮祭が23日、建設地の旧函館亀尾小中学校跡地であった。約30人が工事の安全や酒蔵の成功を祈願した。
酒蔵は木造2階建て延べ900平方bで、同高専の学生らが醸造学などについて学べる施設も併設し、10月中の完成を予定する。環境に配慮した酒蔵を目指し、地酒は同地区の水とコメを使い、年間に4合瓶(720_g)換算で10万本の生産を想定する。
地鎮祭には、漆嵜社長や同酒造の塚原敏夫社長、工藤寿樹函館市長らが参加。神事では、漆嵜社長と塚原社長、工藤市長がくわ入れを行い、参加者は玉ぐしをささげた。
漆嵜社長は「この日を迎えられ感無量。函館の農海産物と相性の良い酒に仕上がる。函館で54年ぶりの地酒の誕生を地域全体で一緒に盛り上げていきたい」とあいさつ。塚原社長も「産学官全ての協力で理想の酒蔵が誕生する。地元の人にこそ飲んでほしい。年末までには新酒を届けられるよう頑張りたい」と話した。
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