飛鳥U動画で歓迎 遺愛女子高吹奏楽局がメッセージと演奏収録

update 2021/4/18 08:25


 5月2日に郵船クルーズの豪華客船「飛鳥U」が函館へ寄港するのを前に、遺愛女子高校吹奏楽局(坂井りずむ局長)は17日、乗船客らに向けた歓迎のメッセージと演奏の動画撮影に取り組んだ。

 同校はこれまでもクルーズ船の函館寄港に際し、生徒による通訳ボランティアなどで活躍。また飛鳥Uのオプショナルツアーとして同校の見学ツアー(2016年)を実施したほか、英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」での船内公演(19年)など、クルーズ船の観光振興に大きく寄与してきた。これまでクルーズ船でお世話になってきたことに感謝の気持ちを示そうと、今回初の試みとして飛鳥Uの乗客らに向けた動画によるメッセージ・演奏披露を企画した。

 収録は同校アリーナで実施。同局2、3年生100人が北島三郎さんの「函館の女(ひと)」や、official髭男dismの「パラボラ」など人気のJ―POPをメドレーにした「愛吹ヒットパレード」を披露した。メッセージでは飛鳥Uの乗客に向け「今回の寄港は、多くの人が函館を訪れられるようになり、世界中の人たちと交流できる日がすぐそこまで来ていると実感できる、大きな希望の光です」「一日も早く新型コロナウイルスが終息し、また直接触れ合える日が来ますように」などと、思いを込めた言葉で歓迎した。

 坂井局長(3年)は「映像だとしても、こうして歓迎の気持ちを伝えられるのがとてもうれしく、函館でいい思い出を作ってほしい」と話す。加持水希副局長(2年)は「先輩たちがクルーズ船の乗客らと触れ合う姿を見てずっと憧れていた。新型コロナの影響で例年のような取り組みは難しくとも、クルーズ船や乗客の歓迎に少しでも協力したい」と笑顔を見せていた。

 今回撮影したメッセージと演奏の動画は、5月2日に函館に寄港予定の飛鳥Uの船内で、函館到着を前に放送される予定。

提供 - 函館新聞社

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