美原地区路線バス乗降場が完成 4月1日供用開始

update 2021/4/1 07:24


 函館市が亀田支所(美原1)前に整備を進めていた美原地区路線バス乗降場が4月1日から供用開始となる。これまで4カ所に点在していたバス停を集約し、乗り換えの利便性を高めるとともに、将来的には同乗降場と美原地域と結ぶ新路線を展開するゾーンバスシステムを導入する考え。

 同乗降場は美原支所の駐車場跡地約1900平方bに未来大・赤川方面、五稜郭・函館駅方面、昭和・桔梗方面、神山・湯川方面の4つのバス停を設置。21年度は1日142本(平日)の乗り入れを予定している。既設の亀田支所バス停は当面廃止せず双方に停車する。供用開始に合わせ、函館駅前から的場町・乃木町方面を経由し亀田支所直通の路線が新設される。また、同乗降場は昨年4月にオープンした亀田交流プラザに隣接していて、同施設内には発車時刻などを知らせる大型モニターを掲示し、待合所としても利用できる。

 当初は供用開始と同時に、同乗降場を拠点とし道道函館上磯線(産業道路)より外側の石川、赤川、神山地区などを結ぶゾーンバスシステムを導入する予定だったが、新型コロナの流行に伴う外出自粛などでバス利用者が激減していることから、状況の回復を待って導入を再検討することになった。

 市企画部公共交通担当は「新たな乗降場によって利便性が高まり、バス利用者が増えることに期待したい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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