CFが好調 応援購入で限定生原酒 箱館醸蔵
update 2021/2/26 07:16
【七飯】道南で35年ぶりに日本酒造りを始めた「箱館醸蔵」(町大中山1)は、日本酒を返礼品にしてインターネット上で資金を募る「クラウドファンディング(CF)」を展開している。提供するのは、CFでしか手に入らない「郷宝」ブランドの初回醸造の原酒生酒。酒蔵の船出を応援したいという共感が広がり、25日現在1200万円を超え、好調に推移している。4月21日まで。
日本最大級のCFサービス「Makuake(マクアケ)」を使い、今月17日午後2時にCFをスタート。返礼品は火入れをせず、割り水もしない生原酒を届ける。6タンクを仕込み、500ミリリットル入り約1万5000本ができ「まっさらな気持ちでゼロから」(同社)という意味を込め、白を基調とした限定ラベルとなっている。
酒造好適米「彗星」「吟風」を使い、それぞれ純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒の計6種類が登場する。
出資金5000円〜50万円に応じ、13種類を用意。既にオリジナルボトルをデザインできる50万円、法人向けの18本セット5万円のコースは完売した。
また、出資者の名前を書いた道南スギのプレート(約620人分)を組み合わせ「箱蔵」という文字のモニュメントを2階見学スペースに設置する。
マクアケでの日本酒カテゴリーのCF最高額は、昨年上川大雪酒造(上川管内上川町)が2966万円を集め、箱館醸蔵はこれを上回る3000万円が目標。25日現在700人を超える支援者がおり、個人が圧倒的に多く、飲食店など会社で購入する例も。資金提供は道内が8割で、杜氏(とうじ)の東谷浩樹さん(52)が函館ラ・サール高校卒の縁で、同級生らの支援も多いという。
郷宝は「淡麗旨口(うまくち)」で、すっきりとした味でありながら、コクと奥行きをしっかりと感じられる酒に仕上げる。
同社取締役の山田秀樹さん(46)は「われわれのストーリーに共感し、応援してくれるのは大変ありがたい。多くの人に酒蔵の存在を知ってもらい、応援購入の輪を広げたい」と意気込んでいる。
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