函館市3日連続最多更新の30人、累計300人突破
update 2021/1/17 08:16
市立函館保健所は16日、函館市内で新たに30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。日別の感染者数は3日連続で最多を更新し、感染者の累計は302人となり、300人を超えた。このうちの133人が1月分で急激に確認数が増えており、予断を許さない状況が続いている。
同保健所によると、市日乃出町の救護施設「明和園」で発生したクラスター(感染者集団)関連の16人が含まれ、同施設関連での感染者は計29人となった。新たな感染者は、年代・性別非公表の2人を除き、30〜70代の男性17人、女性11人。50代が9人(男性7、女性2)と多く、70代が5人(男性4、女性1)、20、60代が各4人など。このうちの27人は市内または道内患者との接触があり、感染経路不明は3人。また、市立学校2校の職員2人の感染も確認された。
いずれも15日までの市衛生試験所、市内医療機関、道内保健所でのPCR検査で陽性を確認した。70代男性1人が中等症のほかは、無症状または軽症。市内医療機関に入院または市内宿泊療養施設への入所を調整中。同保健所はそれぞれの濃厚接触者の調査を進めている。
一方、函館の累計感染者数は昨年2〜10月は9人だったが、同11月に71人、同12月に89人と冬場に入って急増した。累計では同12月11日の発表分で100人に到達。今月8日発表分で200人を超え、わずか8日後に300人を超えることになった。
無症状や軽症者の宿泊療養施設(東横イン函館駅前大門=松風町、定員110人)の入所者は15日現在57人と前日比で11人増えた。函館市分の検査件数は12日以降、連日100人を超え、16日は225人となった。感染確認数の増加と合わせて、濃厚接触者らを追跡する検査件数も増えていることがうかがえる。
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道が16日に発表した道検査分の新規感染者で、渡島管内は30〜80代の男女6人と年代性別非公表の3人の計9人。このうち、北斗市の50代男性と80代女性の2人、七飯町の30代女性1人は居住自治体名を公表した。7人は道内患者らとの接触があり、残る2人は調査中。症状はいずれも軽症または無症状。
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