故梅谷さんの凧、願い乗せ舞う 緑の島で凧揚げ会
update 2021/1/10 08:13
函館の創作凧(たこ)師、故梅谷利治さん(1929〜2017年)の作品を使った凧揚げ会が9日、函館港の緑の島で開かれた。約30人の親子らが集まり、干支(えと)の丑(うし)をモチーフにした連凧や天龍を空に揚げ、願いを天に届けた。
NPO法人体験塾SUMOCCA(スモッカ)の主催。代表の中田嘉明さん(63)は旧函館東高の教諭だった梅谷さんの教え子で、18年から新春の凧揚げ会を開いている。
この日は、体験塾に参加する子どもたちがビニール凧を制作。干支凧制作を晩年まで続けた梅谷さんの作品には愛や平和、夢といった文字が入り、この日は24年前の「天牛二世」などを揚げた。大作の立体凧「あうんの天龍」は風を受ける音を響かせながら、生きているかのように胴体をくねらせていた。子どもたちも中田さんと一緒にひもをつかみ、その感触を楽しんだ。
毎年参加している函館弥生小学校3年の村上友哉君(9)は「いろいろな凧を揚げて楽しかった。龍は力を入れないと(体ごと)飛んでいきそうだった」と話していた。
その他の新着ニュース
- 函館のコロナ感染、累計3000人超す 感染者増加で業務ひっ迫...2022/2/1
- 「棒二ありがとう」 閉館の駅前ビル最後の日曜にぎわう...2022/1/31
- 道縦貫道オオヌマトンネル、22年度にも本坑工事に着手...2022/1/30
- 異業種交流会「函館令和クラブ」活動中 事業者同士助け合い...2022/1/30
- 函館半世紀ぶりの地酒「五稜」販売始まる 空港でセレモニー...2022/1/29
- 歴風文化賞に建物2件、風景1件 守る会が選定...2022/1/29
- 道にまん延防止重点措置適用 飲食・観光 苦境再び...2022/1/26
- 27日から函館市内で「ウォルトマーケット」サービス開始 生鮮食料など2000品目宅配...2022/1/25
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。