故梅谷さんの凧、まちセンで展示 9日に凧揚げ会も
update 2021/1/4 07:19
函館の創作凧(たこ)師として知られた故梅谷利治さん(1929〜2017年)の作品展が、11日まで函館市地域交流まちづくりセンターで開かれている。代表作の立体凧「あうんの天龍」や21年の干支(えと)の丑(うし)の連凧などを展示している。9日午後2時からは梅谷さんの作品を使った凧揚げ会も予定している。
凧は、梅谷さんの旧函館東高校教員時代の教え子で、NPO法人体験塾SUMOCCA(スモッカ)代表の中田嘉明さん(63)が所蔵。梅谷さんが亡くなった後、中田さんは凧を受け継ぎ、18年の正月から凧揚げ会を開催してきた。
梅谷さんは生前、干支の新作凧をほぼ毎年のように発表。丑年は85年天牛一世から、09年の三世まで、天牛シリーズとして空を舞った。まちセンでは、天龍とともに底面が台形の四角柱状で牛の顔を表現した凧を展示。独創的な形状も楽しむことができる。
9日午後2時からの凧揚げ会は市内大町の緑の島で予定する。貸し出し用の凧も多数用意し、市民に参加を呼び掛ける。中田さんは「凧に願いを込めて、揚げてもらいたい。(梅谷さんならば)新型コロナウイルスに勝つために『うおーっ』と雄叫びを上げておはらいしたことでしょう」と話している。
まちセンは11日まで、開館時間は午前9時〜午後5時。凧揚げ会は参加自由。防寒、防雪対策が必要で、荒天の場合は中止。問い合わせは中田さん(090・6697・0980)へ。
その他の新着ニュース
- 函館のコロナ感染、累計3000人超す 感染者増加で業務ひっ迫...2022/2/1
- 「棒二ありがとう」 閉館の駅前ビル最後の日曜にぎわう...2022/1/31
- 道縦貫道オオヌマトンネル、22年度にも本坑工事に着手...2022/1/30
- 異業種交流会「函館令和クラブ」活動中 事業者同士助け合い...2022/1/30
- 函館半世紀ぶりの地酒「五稜」販売始まる 空港でセレモニー...2022/1/29
- 歴風文化賞に建物2件、風景1件 守る会が選定...2022/1/29
- 道にまん延防止重点措置適用 飲食・観光 苦境再び...2022/1/26
- 27日から函館市内で「ウォルトマーケット」サービス開始 生鮮食料など2000品目宅配...2022/1/25
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。