HACのSAAB340B型機退役 航空ファンら名残惜しむ
update 2020/12/30 07:40
北海道エアシステム(HAC)が3機所有する「SAAB(サーブ)340B型機」のうち、3号機が29日、最終就航となり、函館午後3時45分発丘珠行き2748便で退役した。
サーブ340B型機は36席で、日本航空(JAL)グループ最小の機体。HACでは1998年から導入し、3号機は99年10月1日、新千歳−函館線で初就航した。同型機は今年4月から就航した新型機「ATR42―600」と入れ替えられる。
同便出発前、搭乗待合室のゲート前では、HACとしては初の退役機となることがアナウンスされた。搭乗者には記念品として3号機がデザインされた同社オリジナルエコトートバックが手渡しされ、機内では退役搭乗証明書が送られた。
最後の姿を一目見ようと、空港デッキや周辺の公園では航空ファンらが集まったほか、搭乗者も機内に乗り込む前に機体を記念撮影していた。HACによると、残る2機のうち1機は来年7月に退役を予定し、もう1機については時期を検討中という。
提供 - 函館新聞社
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