大輪に思い重ねる コロナ禍のクリファン終幕

update 2020/12/26 07:36


 2020はこだてクリスマスファンタジー(実行委主催)が25日、閉幕した。今年はステージイベントがないなど異例づくめとなったが、点灯時間帯には多くの市民らが集まり、舞い散る雪と合わせて輝くツリーと花火を見上げた。

 今季は1日に開幕。約15万球の電飾で飾った海に浮かぶツリーで毎年多くの人を楽しませているクリファンも、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて規模を縮小。例年ツリー前に設営していたステージやスープバーも取りやめた。

 23日からの3日間は、函館出身の人気ロックバンド「GLAY」の特別提供として、通常時より長い約5分間の花火が打ち上げられた。集まった多くの人たちは、冬空に咲く大輪に1年間のそれぞれの思いを重ねた。

 両親と弟たちの5人で来場した函館千代田小学校4年生の遠藤渉夢君(9)は今年最後の花火を満喫し、「クリスマスツリーはピカピカしていてきれいだった」と喜んでいた。

提供 - 函館新聞社

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