北木造船員3人、窃盗容疑で逮捕

update 2017/12/10 07:30


 松前小島の施設から電化製品などが持ち出されていた問題で、道警外事課は9日、松前小島に着岸したことが確認されている北朝鮮籍の木造船の10人の乗組員のうち、自称船長のカン・ミョンハク容疑者(45)=自称北朝鮮清津市=ら3人を窃盗の疑いで逮捕した。残る7人についても入国管理局に身柄を引き渡す。

 このほか逮捕されたのはリ・ヨンナム容疑者(32)=同=とリ・トンナム容疑者(59)=同。逮捕容疑は、共謀して松前小島の漁港用地内の物置から発電機1基(時価65万円相当)を盗み取った疑い。同日午前、函館市海岸町に停泊中の海上保安庁の巡視艇上で逮捕した。道警はいずれの容疑者の認否を明らかにしていない。

 木造船は11月28日、同小島にいることを道警や海保が確認。翌29日に松前沖で漂泊しているのが発見された。第1管区海上保安本部(小樽)がえい航し、函館湾内での立ち入り検査や事情聴取が続けられていたが、8日には係留するためのロープを切断し、木造船がエンジンをかけて自力で航行を開始。逃走を図ったとみられることから、道警では強制捜査が必要と判断し、3人の逮捕状を取り、9日朝、函館港中央ふ頭にに接岸した巡視艇上で逮捕し、函館中央、西の両署に移送した。

 残る乗組員のうち、胃潰瘍のため札幌の病院に入院している1人を除く6人は入管に引き渡した。入院中の乗組員も回復を待って引き渡す。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです