道南秋サケ漁、前年同期並みで推移

update 2017/11/28 07:32


 渡島海区漁業調整委員会がまとめた20日現在の道南秋サケ漁の漁獲量は、定置網と混獲を合わせて前年同期比2・2%減の48万7233匹、噴火湾の合計は同11・6%減の25万5485匹と多少落ち込んだものの、全道的に太平洋側秋サケ漁が苦戦している中、道南地域の各漁協は前年同期並みを維持している。

 道南の内訳をみると「南太平洋」(鹿部、南かやべ、えさん)が同4・4%減の20万7951匹、「海峡東部」(えさん、戸井、銭亀沢、函館市)が同27・8%減の11万3805匹と前年同期を下回った一方、「海峡西部」(上磯郡、福島吉岡、松前さくら)は上磯郡が同34・9%増の16万5436匹で、前年同期と比べ好調。同部の合計も同34・6%増の16万5477匹と、前年同期を上回った。

 「噴火湾」(長万部、八雲町、落部、森、砂原)は、落部が同68・6%増の2万1796匹、森が同21・2%増の5万4112匹で、好調に推移している。同委は「渡島管内の秋サケ漁は11月いっぱいが最盛期ではあるものの、このままいけば前年並みを維持できるのでは」としている。

 また、道連合海区漁業調整委員会がまとめた「えりも以西」(日高、胆振、噴火湾、道南)の合計は同24・1%減の230万27匹、オホーツクと根室、えりも以東・以西、日本海の総計は同32・7%減の1561万3982匹と低迷が続いている。

提供 - 函館新聞社

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