ニシンづくしの御膳料理登場 23日から江差町内2店舗

update 2017/11/22 08:15


 【江差】郷土の発展を支えたニシン漁と交易を主題とする歴史文化財産・物語性が道内初の「日本遺産」(文化庁公募)に認定された江差町の取り組みに豪華料理で花を添えて冬場のまちを盛り上げようと、町内2店舗でニシンの御膳メニューが23日から登場する。「地域を育んだニシンのおいしさを詰め込んだ自信のメニュー」とPRする。

 提供するのは「網元(あみもと)にしん御膳」(1400円)。天丼とニシンそば、焼きニシン、ネギみそ和え、マリネ、甘露煮、ニシン漬けと、全7品にニシンを組み込んでいる。

 今年4月に改装オープンした町営レストラン「お食事処えさし」(中歌町193、追分会館に隣接)と「れすとらん津花館」(橋本町100、ともに打越修社長)の創作料理として並び「江差ならではの手づくりにこだわった」とする。

 近年、江差のニシン漁は上向き傾向で、今年2月にはかもめ島沖合で104年ぶりとなるニシンの産卵活動「群来(くき)」も確認された。

 経済を支えるとともに食や民謡など郷土芸能への影響も大きく、敬意を込めて江差ではニシンを「魚に非(あら)ず」として呼ぶ伝統もある。打越社長は「江差にとってニシンは昔も今も宝物。メニューの名前に『網元』と力強い言葉を入れることで、漁師らへの応援にもなる」と力を込める。

 町営レストランは午前11時〜午後3時(午後2時半ラストオーダー)、月曜定休。津花館は午前11時〜午後2時半(同2時)、午後4時半〜同8時。問い合わせは津花館(0139・52・5151)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです