地域ブランド調査、函館市2位4連覇ならず

update 2017/10/12 07:26


 民間調査会社のブランド総合研究所(東京)は10日、「第12回地域ブランド調査」の結果を発表し、函館市は全国1000市区町村で京都市に次ぐ2位で、4年連続の1位はならなかった。一方で函館市の魅力度の点数は前年から0・9ポイント上昇しており、同研究所は「函館は例年と同じく、食に関する高い評価が観光意欲を押し上げた」としている。

 同調査は2006年から実施しており、認知度、観光意欲度、情報接触度などの調査結果から各自治体のブランド力を数値化。市区町村別では、08年からトップ3を京都、函館、札幌の3市が独占しており、函館は札幌と並んで1位を最多の4回獲得している。

 項目別にみると、函館は例年に引き続き食関連で高い評価を獲得。「地元の食材が豊富」「食事がおいしい」が全国1位だったほか、自治体と具体的な産品を結び付ける食品想起率も4位で、同研究所は「道内の中でも、特に函館は海産物のイメージが定着している」と分析する。

 一方でトップ3の中では都市の規模が小さいこともあり、函館の認知度は8位と、京都の1位、札幌の3位と比べて低い水準となった。

 市企画部は「調査開始以来、高い評価をいただいていることは大変喜ばしく感じている。今後も、まちの魅力や陸海空の交通の要衝としての拠点性を生かし、交流人口の拡大、人口流出の抑制などに取り組んでいく」としている。

 同調査は6月23日から7月14日まで、791市、東京23区、186町村の1000自治体を対象に実施。インターネットで全国の20〜70代に78項目を質問し、3万745人の有効回答を得た。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです