学生と障害者が一緒にデザイン ATフォーラム
update 2017/9/17 07:26
障害者に対する「支援技術」(アシスティブ・テクノロジー、AT)の研究開発と技術者育成を目指す「JapanATフォーラム2017」が16日、函館高専で始まった。全国の学生が当事者と共に、福祉機器の開発に向けたアイデアを出し合うワークショップなどが行われた。
今年で4回目。函館では初開催で国立高専機構、長岡(新潟)と豊橋(愛知)の両技術科学大の3機関と函館高専が主催し「『あったらいいな』をユーザーとともに作る」をテーマにした。
ワークショップには道内のほか、長野や沖縄など全国11の高専生ら35人が参加。7グループに分かれ、視覚や知的、身体障害がある人から日常生活で不便なことなどを聞き取った。
学生からは、視覚障害者が音声で重さを知る電子ばかりや、自動販売機での購入が難しい車いす利用者向けにスマートフォンで商品データを受け取り、画面上で商品を選択できるアプリケーションなどの意見が上がっていた。段ボールなどでプロトタイプ(原型)を作り、17日に発表する。
函館視覚障害者福祉協議会の島信一朗理事長は「学生が当事者と一緒に開発してくれるのはうれしい。少数ユーザーが使いやすければ、みんなが使いやすいデザインになるはず。開発者がその気持ちを持ってものづくりをしてくれれば、世の中が変わる」と話していた。
ワークショップに先立ち、各高専の研究発表や公立はこだて未来大の岡本誠教授の講演が行われた。
その他の新着ニュース
- 生産性向上や魚種転換支援 函館市、イカ不漁長期化で新制度創設へ...2018/1/1
- 今年の道南首長選 北斗は選挙戦か 七飯は2氏激突...2018/1/1
- ひと足早く初詣=@大晦日の亀田八幡宮...2017/12/31
- 戌年準備万端 犬もおしゃれ...2017/12/31
- 年末年始の買い出しで市場、スーパーにぎわう...2017/12/31
- 2018道南経済予測 日銀、財務事務所のトップに聞く...2017/12/31
- (ニュースファイル2017)道南10大ニュース・上...2017/12/30
- 年越し、正月準備追い込み もち、そば…...2017/12/30
- 帰省ラッシュ本格化 新幹線、空港は混雑...2017/12/30
- 歳の市 年の瀬のまちに縁起物並ぶ...2017/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。