辻選手、体を動かす楽しみ語る はこだて国際科学祭開幕

update 2017/8/20 08:03


 科学に親しむ「はこだて国際科学祭」(サイエンス・サポート函館主催、函館新聞社など後援)が19日、開幕した。9回目の今年は「カラダも自然 健康をめぐる科学と文化を考える。」がテーマ。オープニングの講演会には7月の世界パラ陸上選手権大会に出場した函館出身の辻沙絵選手(日体大)が特別ゲストとして参加した。27日まで。

 五稜郭タワーアトリウムで開かれたオープニングイベントでは、サイエンス・サポート函館の美馬のゆり代表(公立はこだて未来大教授)、東大の稲見昌彦教授、辻選手が登壇。現代のテクノロジーで人間の機能を拡張した「超人スポーツ」の再発明を模索する稲見教授の研究を紹介した。

 また、稲見教授は体を動かすことで認知的機能の発達や学びにつながることを強調。辻選手は、ハンドボールから陸上競技に転向した自身の経歴に触れ「陸上はできそうだったから始めたわけではなく、体験してみて『楽しい』『もっと速くなりたい』と思ったからはまった。新しいことに挑戦する時は、楽しそうだったら続ければいい。とにかくやってみることが大事」と話した。

 稲見教授は「同じ素材でも違うものができる料理と同様、テクノロジーも地域性がある。函館発のテクノロジーや新たなスポーツの誕生に期待している」とした。

 理科実験コーナーも

 夕方にはサイエンスショーとジャズライブがあり、本紙で理科実験コーナーを担当する立命館宇治中学高校(京都)の渡辺儀輝教諭が登場。缶を斜めに立たせるのに必要な水の量の上下限を探究し「渡辺の法則」と名付けた幼少時代のエピソードや、ライブにちなみ、ベースやトランペットの科学を紹介した。

 20日は五稜郭タワーで6つの「科学屋台」、函館コミュニティプラザ・GスクエアでVR(仮想現実)技術を活用した労働災害体験、千代台公園陸上競技場では「青少年のための科学の祭典」「函館高専メカニズムフェスティバル」などが開かれる。

提供 - 函館新聞社

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