函水高生徒らが新島襄の脱国寸劇熱演
update 2017/7/10 07:50
国禁を犯して函館から海外脱出を決行した新島襄(1843〜1890年)=同志社大創立者=の場面を再現した寸劇「新島襄と仲間たち」が9日、函館市大町の海外渡航の地碑前であった。函館水産高校(野呂俊夫校長)の生徒有志らが「外へ、世界へ出て行こうとする志」を熱演した。
海の日(17日)を記念し、函館のまちおこしグループ「笑福七福神祭実行委員会」(井上清美委員長)が主催し、今年で11回目。
出演したのは水産高3年の加賀紫織さん(18)、1年の成田幸美さん(15)、2年の伊藤美那さん(16)、卒業生の横澤佳亮さん(23)、水戸隆太さん(22)、北大水産学部4年の中尾眞子さん(21)。例年配役の人数が足りず、同校教員も応援出演していたが、今年は積極的に生徒が集まった。
別れの杯、逃避行、再会の3幕。襄と妻の八重が北海道を訪れた再会のシーンでは、水産学部の第46代応援団長を務める中尾さんが碑にも刻まれている漢詩で「千里の志」と呼ばれる「男児、志を決して千里を馳す…」を声高らかに朗詠、迫力満点の演技に大きな拍手を浴びた。
八重役を演じた伊藤さんは「昔のことを知る良い機会になった」、脱国する襄役の成田さんは「緊張したが、あまり知られていない歴史を観客に伝えられた」と笑顔を見せた。
寸劇後は、函館漁港で七福神に扮(ふん)した生徒らが木造和船「七福神丸」に乗船し港内を巡航。
2003年から続けている恒例行事で、約500個の餅をまいて海上安全と大漁を祈願した。
その他の新着ニュース
- 生産性向上や魚種転換支援 函館市、イカ不漁長期化で新制度創設へ...2018/1/1
- 今年の道南首長選 北斗は選挙戦か 七飯は2氏激突...2018/1/1
- ひと足早く初詣=@大晦日の亀田八幡宮...2017/12/31
- 戌年準備万端 犬もおしゃれ...2017/12/31
- 年末年始の買い出しで市場、スーパーにぎわう...2017/12/31
- 2018道南経済予測 日銀、財務事務所のトップに聞く...2017/12/31
- (ニュースファイル2017)道南10大ニュース・上...2017/12/30
- 年越し、正月準備追い込み もち、そば…...2017/12/30
- 帰省ラッシュ本格化 新幹線、空港は混雑...2017/12/30
- 歳の市 年の瀬のまちに縁起物並ぶ...2017/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。