函館マラソンあす号砲、8130人初夏の函館駆ける
update 2017/7/1 07:37
フル、ハーフ同時開催2年目となる「2017函館マラソン」(道南陸上競技協会など主催)は2日午前9時、函館市千代台公園陸上競技場で号砲が鳴る。8130人(フル3766人、ハーフ4364人)が初夏の函館の絶景を楽しみながらゴールを目指す。
北海道新幹線が開業した昨年からフルを採用。コースは今年、国際陸上競技連盟(IAAF)から公認コースとして認定され、格式が一段上がった。
出場予定のランナー比率は道内58%、道外42%で前年並み。男女比も男性76%、女性24%で前年とほぼ同じ。海外からの参加選手は前年比75%増の61人。中国43人を筆頭に、台湾10人、タイ6人、米国1人、オーストラリア1人となっている。
今年は混雑解消のため、時差式スタートを導入。ハーフが午前9時、フルが同9時10分にスタートする。
コースは漁火通の金堀交差点〜湯川ハーフ折り返し地点の約2・4キロに関し、昨年まで3車線使っていたのを、今年は4車線全線を使う。コースを広げて走りやすくするとともに、安全対策を強化する狙いがある。
フル最大の難所は10キロ地点(高松町、第2エイド近く)が最も高い場所となり、後半戦をにらんでペース配分が求められる。また、高低差のある、ともえ大橋の攻略も重要で、大会実行委事務局は水分補給面で工夫を凝らすほか、橋の両端にオフィシャル応援団を配置してランナーを励ます。一方、ハーフは平たんで記録が出やすいとされる。
ゲストランナーはタレントの福島和可菜さん、西谷綾子さん、プロ・ランニングコーチの金哲彦さん。招待選手は17人(ハーフ16人、フル1人)で、8月の17年世界陸上ロンドン大会女子マラソン日本代表の重友梨佐選手(天満屋)ら実力者がそろう。
事務局は今年、試行的に応援メガホン1万個を作り、沿道の市内小中学校21校と50町会に配った。お薦め応援ゾーンやランナーが通過する時間が一目で分かり、事務局は「沿道の住民に面倒をかけるので、表に出て応援するきっかけになれば」としている。
函館地方気象台によると、2日の函館の天候は曇り、日中弱い雨が降る可能性がある。予想最高気温は24度。
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