スルメイカ漁の大漁願い祈願祭

update 2017/5/29 08:06


 6月1日のスルメイカ(マイカ)漁解禁を前に28日、函館漁港で函館市漁協の「函館小型いか釣漁業部会」(佐藤豊次部会長)による大漁祈願祭が行われた。漁業関係者や地域住民ら約100人が訪れ、今季の大漁と安全を願った。

 多くの大漁旗が掲げられた会場で宮司による神事が執り行われ、漁業者や水産加工業者、函館市職員らが玉ぐしをささげた。また今年のお札船となった第五十六昭福丸(若松淳一船主)で祈とうを行ったほか、大漁と安全を願って餅巻きを実施。子どもから大人まで大勢の市民が集まり、宙を舞う餅を上手につかんでいた。漁船による海上パレードは荒天のため、昨年に続き中止となった。

 道南スルメイカ漁は昨季、函館市水産物地方卸売市場での生鮮取扱量が、過去10年で最低水準まで落ち込み、イカ不足による影響が地元水産加工業にまで波及するなど、漁業者らを取り巻く環境は非常に厳しかった。佐藤部会長(67)が「昨年はこれまでにないくらいの不漁だった。今年も漁に出てみないと分からないが、大漁を願いたい」と話すように、今季の大漁に期待する声はとても大きい。若松さん(58)も「今年も厳しいかもしれないという思いはある。それでも『今季こそは大漁を』と祈って出漁したい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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