シエスタ開業1カ月 Gスクエア9万人来場、周辺に経済波及効果

update 2017/5/23 07:48


 函館市本町24の再開発ビル「シエスタハコダテ」が22日で開業1カ月を迎えた。市経済部商業振興課によると、4階の函館コミュニティプラザ(Gスクエア)には4月22日からの1カ月間で延べ約9万人が来館。人出の増加で周辺の商業施設にも経済波及効果がみられ、地元商店街は同ビルと連携したイベントを企画し、さらに地域を盛り上げたい考えだ。

 Gスクエアの月間来館者は9万999人で、同課が目標に掲げる年間10万人を早くも上回る勢い。GLAYのからくり時計やレリーフを見に来た人が来館者数を押し上げたほか、高校生が勉強などで立ち寄ったり、サークル活動やイベントに使われたりと、にぎわいをみせている。

 ライブや展示会などを開けるイベントスペースや調理が楽しめるキッチンスペースは6月の週末予約が埋まっている一方、平日に空きが目立っており、今後は平日の利用率アップが課題となりそうだ。同課は「貸しスペースは、口コミでリピーターが増えてくれれば。若者が気軽に立ち寄れる施設として情報発信に努めたい」とする。

 1〜3階の無印良品は土日を中心に盛況で、食品が売り上げを伸ばしているという。同ビルと地下通路で結ばれる丸井今井函館店は、シエスタの開業効果で地階の食料品などが好調。同店の山本広行店長は「食品は月間で1割弱の伸びがあった。全館の売り上げ増加には至っていないが、五稜郭に多くの人が集まったという印象を受ける」と話す。

 地域の商店街関係者も本町・五稜郭地区のにぎわい復活に手応えをつかむ。五稜郭商店街振興組合の濱谷内吉信副理事長は「昼間を中心に人出が増加し、飲食店からは客が増えたと聞いている」と説明。今後の展望について「シエスタを巻き込み、地域が一体となったイベントを企画してさらに人を呼び込みたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです