江差でニシンのぼり春風に揺らぐ
update 2017/4/8 07:55
【江差】市街地でも“群来”―。春の訪れを告げるニシンが題材の特製のぼりが町内で飾られている。7日は心地よい潮風を浴びて泳ぎ、まちの景色を彩った。
ニシンのぼりは、江差と上ノ国、松前の各観光協会でつくる「北海道歴史倶楽部」が北海道観光振興機構の助成金を受け、同倶楽部も経費を折半して2014年に用意。産業振興を願う体長1・8メートルで「大漁祈願」の短冊付き。江差町役場前の国道沿いのほか、近くの江差姥神大神宮や町会所前などに晴れた日に飾る。
屋外での飾りは10月末までだが、役場庁舎1階ロビーに常時展示している。
今年2月には町内のかもめ島付近で104年ぶりとなるニシンの産卵活動「群来」が確認された。江差観光コンベンション協会は「繁栄を築いた群来のように、温かな人の交流でまちを盛り上げたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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