独特の感性が心を揺さぶる 道立美術館で「アール・ブリュット展」始まる
update 2025/7/12 20:13
道立函館美術館(五稜郭町37)で12日、展覧会「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人」が始まった。滋賀県立美術館が所蔵するアール・ブリュットの作家45人のコレクション約450点を紹介している。9月7日まで。
日本財団DIVERSITY IN THE ARTS(東京)と同館が主催。アール・ブリュットとは、フランスの画家、ジャン・デュビュッフェが1940年代に提唱した美術の概念で、正規の美術教育を受けずに独特の制作を行う人のアート作品を指す。
会場には、ひらがなの「も」を何百回と書いて重ね、文字の集合体と思えない抽象的なイメージに仕上げるなど、作り手のこだわりやひらめき、熱量を感じさせる作品が並ぶ。土偶や縄文土器を思わせる粘土造形、女の子をモチーフにしたペーパークラフトなど、多彩な創作を楽しむことができる。
札幌市営バスや道警パトカーを木材で緻密に再現した西本政敏さん(札幌在住)など、北海道に里帰りを果たした道内在住者の作品も。45人のほか、道南から腿豸a世気鵝∈患彜崔卩靴気鵝∈監[詒「気鵑裡蛙佑ト段冥佚犬靴討い襦」
同展を企画した滋賀県立美術館学芸員の山田創さんは「この規模でアール・ブリュット作品を展示するのは貴重な機会。見る者の心を揺さぶるような作品がたくさんあるので、ぜひ見てほしい」と話している。
19日から27日には、道南地域7校の特別支援学校の幼児・児童・生徒の作品を同館ホールと五稜郭タワーアトリウムに特別展示。会期中は、元放送作家の鈴木おさむさん、タレントの壇蜜さん、脳科学者の茂木健一郎さんらによるトークセッションをはじめ、さまざまな関連イベントが予定されている。
観覧料は一般920円、高大生610円、小中生300円。未就学児無料(要保護者同伴)。休館日は7月21日と8月11日を除く月曜と、7月22日、8月12日。一部の関連イベントは事前予約制で、展覧会の公式サイト(https://
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