七夕の歌、街に響く 子どもたちが元気に「ろうそくもらい」 五稜郭で催し
update 2025/7/8 20:15
子どもたちが街をめぐる「ろうそくもらい」で知られる函館の七夕祭りの7日、「五稜郭七夕まつり実行委員会」(高野信子実行委員長)は「五稜郭七夕まつり2025」を開いた。同実行委による開催は今年が初めて。五稜郭エリアの45の店舗や企業などが参加する大規模な祭りとなり、午後4時ごろから、浴衣を着た大勢の子どもたちが、笹飾りのある店を回った。
シエスタハコダテ前では、短冊が付けられた大きな笹が飾られ、その前で子どもたちが「竹に短冊七夕祭り、オーイニイワオ ローソク一本ちょうだいな」と元気に歌い、お菓子をもらっていた。
函館に住んで5年になるという増田実佐子さん(32)は娘の梨那ちゃん(3)と訪れた。「函館の七夕祭りは初めて。幼稚園の友だちと来ました。私は歌を教えることができませんでしたが、幼稚園で練習したそうです」と話し、梨那ちゃんは友だちと元気に声を出していた。
同実行委は、函館の七夕祭りを次世代に継承しようと、五稜郭エリアの有志が今年5月に立ち上げた。実行委が笹や笹飾りの寄付を募集したところ、笹は約50本、笹飾りは約2000集まった。笹飾りの制作は、国の華幼稚園や杉の子保育園、千代田小や函館短大、市内の企業などが協力。園児や児童、学生のほか、企業の人々が笹飾りを作った。「皆さんの協力があって、予想以上の笹飾りが集まった」と高野実行委員長(39)。笹と笹飾りは、参加店舗などに配布され、五稜郭エリアは七夕ムード一色に。
実行委では、函館の七夕祭りの次世代への文化継承への思いから、シエスタハコダテの屋外テラスに、函館の七夕の歴史や文化が伝わるような展示企画を展示。函館出身の絵本作家、飯野まきさんの絵本「ロウソクいっぽんちょうだいな」の絵で、昔の七夕祭りの様子を子どもたちに分かりやすく紹介する掲示も行った。
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