全道ろうあ者体育大会開幕 20年ぶり函館開催

update 2025/7/6 07:19


 第57回全道ろうあ者夏季体育大会in函館(北海道ろうあ連盟主催、函館聴覚障害がい者協会主管)の競技が5日、函館市内で始まった。函館では20年ぶり5回目の開催で、選手は日ごろの練習の成果を発揮し、交流を深める。

 「100万ドルのきらめきの街で輝け挑戦者(チャレンジャー)!」をテーマに、5競技に道内各地から約120人が出場。市総合福祉センターで行われた総合開会式で、同協会の石井昌子会長が「技と力を発揮し手話で対戦、交流する姿を地元の人が見ることができる。私たちも貴重な体験を楽しみたい」、大泉潤函館市長は手話で選手を歓迎し「皆さんのきずなを深める機会と期待する」とあいさつした。

 選手宣誓は11月に行われる「東京2025デフリンピック」ボウリング競技に出場が内定している函館市の桜庭まどかさんが務め、「仲間と共に輝くことを誓う」と話した。桜庭さんら道内からデフリンピック出場を内定している7選手が紹介され、桜庭さんが「金メダルを目指す。家族や指導者、仲間に心から感謝し、頑張ってきます」と誓いを述べた。

 競技はボウリング、バドミントン、フロアカーリング、パークゴルフ、ソフトバレーボール。フロアカーリングでは、二人一組でキャスター付きの木製フロッカーを投げて点を競った。函館から出場した選手では聴覚に障害のある夫と、聴覚と視覚に障害のある妻がペアとなり、夫が妻の手を支えて投げる加減や腕の方向を教えていた。道内では初めてのケースで、対戦チームや関係者にも勇気を与えるプレーに拍手が送られていていた。

 最終日の6日は北斗市スポーツセンターでソフトバレーボールなど4競技を行う。

提供 - 函館新聞社

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