観光客増とアウトバウンド需要も 6月から韓国定期便就航へ

update 2025/4/25 20:37


 韓国の格安航空会社「チェジュ航空」は今年6月から、新たに函館空港と韓国ソウル近郊の仁川(インチョン)国際空港をつなぐ国際線定期便を就航する方針を固めた。函館から韓国への空の扉は、大韓航空が2012年に運休して以来13年ぶりで、外国人観光客の一層の増加に期待が掛かる。

 同社は4月末時点で、日本国内に11都市、16路線を運航。道内は新千歳空港に次ぐ2カ所目。東京支店の担当者によると、函館の選定理由は「一層多様な日韓路線を運航することで、日本人旅行者がさらに便利に韓国旅行を楽しめるよう選択肢を広げたい」としている。

 函館線の6月は週2往復、7月以降は週4往復を計画。運航する機体はB737―800、座席数は189席を見込むほか、両空港の発着時間や飛行時間などの詳細は、5月初旬に発表するプレスリリースで明らかにするという。

 函館市が公表する来函外国人宿泊客数によると、2024年度上期(4〜9月)の韓国からの人数は前年比9・5%増の1万560人。最も多いのは台湾で同44・3%増の11万2400人、中国(2万2120人)、香港(1万1811人)に次いで4番目に多い。現在、国際線の運航がある台湾のタイガーエア台湾とスターラックス航空に加え、道南へもたらす経済波及効果に期待が集まるほか、アウトバウンド(日本人の海外旅行)需要も予想される。

 大泉潤市長は25日の定例記者会見で、一部報道であったチェジュ航空の就航について「正式決定には至っていないと聞いている」とした上で「うれしいニュースで大変喜ばしい。若い人を中心に韓国に行きたいという地元の人はたくさんいる」と期待を込めた。

提供 - 函館新聞社

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