サクラちらほら、見頃はこれから 松前でまつり開幕

update 2025/4/20 07:53


 【松前】最北の城下町、松前町を鮮やかに彩る一大イベント「第77回松前さくらまつり」(一般社団法人北海道まつまえ観光物産協会主催)が19日、松前公園で始まった。園内に咲き始めたサクラを愛でようと、多くの町民や観光客が早速足を運んだ。5月11日までの期間中に約250種、1万本ものサクラが順次咲くほか、舞い散り、日ごとに変わる美しい景色を楽しむことができる。

 午前10時に松前城本丸広場特設ステージであった開会式で、同協会の工藤夏子会長は、イベントを迎えるにあたりサクラの手入れや清掃活動に取り組む人の支えがあることに触れ「訪れた人は松前のサクラだけではなく、町民のおもてなしを一緒に感じてほしい」とあいさつ。若佐智弘町長は「心に安らぎを与えるこのサクラを未来永劫つないでいかなければならない」と力を込めた。工藤会長や若佐町長ら8人が行った鏡開きと花火の打ち上げでイベントが開幕した。

 同日は、昨年と比べソメイヨシノの開花は遅く見頃はこれからとなったが、光善寺近くの血脈桜や点在する大山桜などが咲き始めた。札幌から訪れた柳川宏治さん(59)と美の里さん(54)夫妻は「札幌周辺のサクラとは違う。来れて良かった」と笑顔を見せた。

 桜資料館近くには、同町と姉妹都市の福島県伊達市、愛媛県松前(まさき)町の特産品を販売するブースのほか、おでんや焼き鳥、金魚すくいなどの露店が並び、一息つき飲食を楽しむ人の姿も。

 イベント中は、日没後から午後9時まで夫婦桜や南殿広場などを美しく照らすライトアップのほか、恒例のサクラカレンダーがもらえるスタンプラリー(なくなり次第終了)、郷土芸能の公開など週末を中心に多彩な企画を用意している。

提供 - 函館新聞社

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