函館市、Jリーグ秋春制移行で合宿誘致へ フットボールパークグラウンド改修も
update 2025/2/11 07:51
函館市は新年度、Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)の秋春制移行に伴い、Jリーグチームの合宿誘致活動に乗り出す。これに伴う課題解決のため、函館フットボールパーク(日吉町4)の天然芝グラウンドの改修に着手し、各チームに夏季キャンプ地としてのメリットをPRする。誘致が実現することで、地域に今までなかった魅力をつくり、新たな観光や地域活性化、既存の活動の掘り起こしを図る。
市はこれまで、スポーツ合宿誘致を推進するため、合宿団体の宿泊費助成や大規模大会を開催する際の補助制度を設置。2019年にはハンドボール男子日本代表が市内で合宿を行ったほか、子どもとの交流練習にも協力した。Jリーグが26年から、世界の他リーグに合わせる形でシーズン開幕を現行の2月から8月に変更することから、各チームは6〜8月に行う新たなキャンプ地を探しているという。
市教委スポーツ振興課によると、昨年6〜11月、J1を含めた4チーム以上が市内を視察。夏場でも涼しい道内の中でも、函館はグラウンドと函館駅前や湯川地区などの宿泊施設が比較的近いことが好まれ、合宿を行うにあたり条件が良かったが、芝の環境が課題だったという。市は誘致に向け、新年度予算案で合宿誘致活動に予算67万円、同パーク改修に700万円を措置した。
誘致活動は市職員がクラブや旅行会社への訪問を行うほか、市単独でなく北斗市や七飯町と連携し、道南エリアに複数のクラブを同時に呼び込むことを目指す。
芝の改修については、同パークにサッカー用の天然芝グラウンドが2面あるうち、約27年運用する1面が対象。新年度は調査などの実施設計を委託会社が行い、26年度に改修工事、27年度に供用を始め、2面の状態が整った27年6月からの本格的な誘致を目指す。
同課は「合宿が実現すると、子どもたちにサッカー教室を開いてくれる機会もあるため、プロの選手に触れ合う体験にも期待したい。誘客の新たなツールになる」としている。
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