在校生とともに節目祝う 遺愛学院が創基150周年記念式典

update 2024/9/29 20:25


 遺愛学院(福島基輝理事長)は28日、同学院の遺愛アリーナで「遺愛学院創基150周年記念式典」を開いた。中学、高校の在校生や教職員のほか、旧教職員、国内をはじめ、遠くはイギリスやアメリカ、カナダ、中国から卒業生が集まり、150年の節目を祝った。

 同学院は1874年、米国領事メリマン・コルバート・ハリスの妻で、女子教育の必要性を説いたフローラ・ベスト・ハリスが「日々学校」を上汐見町(現在の元町、遺愛幼稚園付近)に開設したのが始まり。85年に遺愛女学校に校名を変更。1908年に杉並町に移転。当時建てられた同学院の本館は、2004年に国の重要文化財に指定された。

 式典ではハンドベルクワイアによる演奏が披露されたほか、聖歌隊による合唱、参加者全員での讃美歌、聖書の朗読と祈祷が厳かな雰囲気の中で行われた。

 福島理事長は式辞で創基以来の学院の歴史を振り返り、奉仕の精神のもと連綿と続く地域での活動について触れ、「日ごろお世話になっている地域の方々と共にお祝いでき、とても感謝している」と述べた。在札幌アメリカ総領事館のマシュー・ハフナー領事らが祝辞を述べた。最後には高校の吹奏楽局が演奏し、式典に花を添えた。

 式典終了後には、今年4月に保存修理工事を終えた同学院本館の内部が特別に公開され、式典に参加した卒業生は思い出深い校舎を見学し、在学当時の思い出話に花を咲かせた。

 福島理事長は「参加者のうち4人が最高齢の94歳。90歳代の参加者も合せて15人、80歳代も110人参加してくれた。皆さん母校愛があり、とてもうれしい」と話した。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです