九重部屋夏合宿始まる 迫力の朝稽古公開 福島町

update 2024/8/7 20:20


 【福島】大相撲九重部屋恒例の福島町夏合宿が6日、横綱千代の山・千代の富士記念館で始まった。朝稽古の公開は初日から好角家ら約30人が来館。力士たちの体がぶつかり合う音や掛け声、息づかいが響く土俵で汗と砂にまみれる姿を満喫できる。16日まで。

 合宿は町出身の横綱千代の山と千代の富士を記念した同館がオープンした1997年から始まった。今年は九重親方(48、元大関千代大海)、十両の千代栄関ら力士20人、床山2人が5日に来町した。稽古ですり足や四股を踏んだり、ぶつかり稽古などを繰り返した。親方が稽古場に入ると空気が一層引き締まり、それぞれの姿勢や動きに指示を与えていた。

 東北地方へのバイクツーリングの帰りで、8年ぶりに稽古を見学した札幌市清田区の石田晴義さん(75)は「体が当たった時の音がすごい。均整が取れたお相撲さんのできあがった体にほれぼれしてしまう」と話していた。

 名古屋場所を幕下6枚目で勝ち越した千代丸(33)は「合宿では名古屋場所の反省をしてけがが悪化しないよう調整し、いい稽古をして9月場所に向けて皆で頑張りたい。(町中で)声を掛けてもらうのもうれしい。先代の地元は気が締まる」と話していた。

 九重親方は「気持ちがいい環境を整えてもらっている。足りなかったことを見詰め直し、『いつか強くなるでは強くならない』と話している。活を入れながらしっかりと成果を出したい」と強調。「(先代の故郷は)ファンと言うよりもより近いサポーターのよう。良い刺激になる」と話していた。
 朝稽古は16日まで午前8〜11時頃に実施。入館料は一般500円、高校生以下250円、町民無料。

提供 - 函館新聞社

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