函館で熱戦「王位戦第2局」 昼食にイカ料理やすし

update 2024/7/17 20:54


 将棋の藤井聡太王位(21)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=に、渡辺明九段(40)が挑戦する「伊藤園お〜いお茶杯第65期王位戦七番勝負」(新聞三社連合主催)の第2局が17日、函館市湯川町1の「湯元啄木亭」で始まった。先手の渡辺九段が53手目を封じ手として1日目の対局を終了した。

 互いに和服姿で対局室に入り、午前9時、飛車先を付き合う相掛かりの戦型からスタート。序盤は後手の藤井王位が角交換に持ち込み攻め合いにもなったが、午後からは藤井王位が1時間5分、渡辺九段が封じ手前に44分など長考が目立った。持ち時間(8時間)の残り時間は藤井王位4時間8分、渡辺九段4時間23分。

 対局での注目が高いおやつは、午前中は2人に函館銘菓「ロマネスク函館」が運ばれた。午後3時は、藤井王位は「テリーヌ・ド・ショコラ」、渡辺九段は「バタークリームケーキ(メロン抜き)」を注文した。

 昼食は、藤井王位は津軽海峡産のマイカと北海道産米を使ったいかめしなどが入った「道南大地の恵み2段重箱」、渡辺九段はマイカ、エゾアワビなどの「寿司極御膳(わさび抜き)」を味わった。

 2日目の18日は午前9時に封じ手が開封され、対局を再開する。

提供 - 函館新聞社

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