まこデラックス山、4度目頂点 福島「女だけの相撲大会」
update 2024/5/13 21:19
【福島】千代の山、千代の富士の2人の横綱を輩出した福島町の母の日恒例イベント「第30回記念 北海道 女だけの相撲大会」が12日、福島大神宮境内鏡山公園の土俵で開かれた。道内外の21〜51歳の力士62人がトーナメントで争い、「まこデラックス山」こと西山まこさん(29)=知内出身、東京都在住=が2019年以来通算4度目となる優勝を飾った。
町観光協会(石岡真会長)の主催。女性の神様をまつる川濯(かわそ)神社の創建500年を記念した1991年に始まった。福岡出身者ら道外勢、町内で働くベトナム出身の技能実習生らがそれぞれユニークなしこ名で出場し、初戦の勝敗でA、Bの2ブロックに分けて争った。会場は観客1500人の満員御礼=B呼び出しも務めたタレントの小橋亜樹さんらがゲストとして盛り上げた。
西山さんは17年に初出場初優勝し、18、19年と大会3連覇した実力者。新型コロナ禍で3年間中止を挟んだ後の昨年は準決勝で敗れて3位。雪辱を果たすための今大会はAブロックを順当に勝ち上がった後、決勝の相手となった「彩聖丸(あやせまる)」こと山内彩聖さん(26)=鹿部=を土俵際で寄り倒すと、西山さんはガッツポーズで喜んだ。
知内などから親族や友人らが西山さんの応援団を組んで声援を送った。母のひとみさん(57)は「みんなのためにも勝ってくれて最高」と喜んだ。西山さんは「昨年の悔しさがあって優勝したいと思ってきた。応援に感謝している」と笑顔を見せた。
山内さんは初出場だった昨年に続いての準優勝で、「昨年より無意識に硬くなって、柔らかな動きができず、決勝も踏ん張れなかった。来年また来ます」と誓った。
大会は両者が組み合ったまま譲らない大一番や立ち合いの優しい当たり≠ネど、さまざまな熱戦に勝者も敗者も笑顔があふれた。Aブロック3位は「マッスル桜」こと高橋綾子さん(45)=札幌=、Bブロックは出場経験豊富な「あかね山」の沢口あかねさん(43)=北斗=が優勝。準優勝は「ヨルシミ山」の松本亜紀子さん(49)=札幌=、3位は「成田山」の成田有香さん(37)=函館=だった。
その他の新着ニュース
- 高龍寺僧侶の守永さん、「CP+」猫写真展に出展...2025/2/23
- ふるさと納税返礼品に函館マラソン出走権...2025/2/22
- ロケ地ジャパングランプリに函館市×名探偵コナン まち挙げ聖地巡礼応援...2025/2/22
- 道南ドクヘリ、命つなぎ10年 記念式典で歩み振り返る...2025/2/21
- 遺愛高生徒、余剰食材で商品開発 フードフェスタに出品「もったいない」気持ち込め...2025/2/20
- 函館市、宿泊税導入で市議会に条例制定案提出へ 入湯税引き下げ条例改正も...2025/2/20
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。