台湾でいかめし、チーズケーキ売り込め いさ鉄

update 2018/10/23 07:20


 道南いさりび鉄道(函館、小上一郎社長)は11月2〜5日、台湾・台北駅1階コンコース内で開かれる駅弁フェア「第4回台湾鉄路弁当節」に出展する。昨年に続き2回目で、函館・道南の名物駅弁「いかめし」とチーズケーキを販売するほか、沿線市町の観光をPRし台湾客誘致のてこ入れを図る。渡島総合振興局と連携し、9月に発生した胆振東部地震からの回復も発信する考えだ。

 フェアは、交通部台湾鉄路管理局が主催する国家的イベント。地元台湾をはじめ、日本、スイス、スリランカ、韓国から計22社が参加し、世界の駅弁やスイーツを紹介するとともに、観光誘致を呼び掛ける狙い。道内から参加するのは、いさりび鉄道のみ。台北駅は1日50万人が利用する巨大駅で、昨年のフェア(7月21〜24日)には16万2000人が来場した。

 いさりび鉄道のブースは同社の観光列車「ながまれ号」をデザインしたもので、函館から空輸するいかめし1200パック(1パック2匹入り)=日本円で約700円=、洋菓子店プティ・メルヴィーユの「メルチーズ」600箱(1箱8個入り)=同約1800円=を提供。沿線市町の観光パンフレットも置き、美しい風景や自然、個性あふれる食べ物など豊富な魅力をアピールする。

 昨年はいかめしのみの販売で、4日間で150パックを完売。今年はいかめしを増量し、新たにスイーツも売り込む。

 同社は震災後、官民で取り組む「元気です北海道」キャンペーンに賛同しており、函館・道南は平常通り観光ができ、日常生活に影響がないことを訴える。振興局の小田原輝和局長も参加し、風評被害の払しょくに向けた活動を強化する。

 同社は今年6、9月の2回、インバウンド(訪日外国人客)を道南西部に呼び込むため、函館空港国際線ターミナル到着口で、台湾人を対象にした観光PR活動を展開。今回のイベントを訪日客誘致の起爆剤にしたい考え。経営企画部の勝又康郎専任部長は「いかめしは台湾で知名度が高く、人気がある。函館に足を運んでもらうための動機付けにしたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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