英語教育にAIロボを アサヒ商会、市教委に寄贈

update 2018/10/2 07:26


 全国でガソリンスタンドなどを経営する「アサヒ商会」(函館市東山町、齊藤巌社長)は1日、函館市教委に英語学習AI(人工知能)ロボット3台(約30万円相当)を寄贈した。人型ロボットを使い、児童の興味を高め、英語を楽しみながら学べるもので、千代田、柏野、中の沢の3小学校で活用される。

 小学校では、外国語教育の移行期間(2018、19年度)中で、3・4年生は外国語学習、5・6年生は教科として英語学習に取り組んでいる。ロボットは「ミュージオ エックス」というAI搭載ロボットで、日本語や英語の単語を翻訳する辞書モードや、ユーザーの発音を分析して採点する機能などがある。

 この日は、齊藤社長と齊藤豪常務が市教委を訪れ、辻俊行教育長に目録を手渡した。辻教育長は感謝状を贈った上で「指導上の工夫が求められており、正しい発音ができるよう、いろいろな媒体の力を借りたい。まずは3校に導入して検証したい」と話した。

 同社は2015年から社会貢献事業「未来の輝く子どもたちプロジェクト」を展開しており、16年には市主催の子ども向けITプログラミング教室へ教材一式を寄贈するなど、国内外で子どもを支援する活動を行っている。

 齊藤社長は「児童が英語に興味を持つきっかけになってほしい。これに限らず、さまざまな形で教育に貢献していきたい」と抱負を述べた。

提供 - 函館新聞社

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