ふるさと納税大幅リニューアル 新たな返礼品78品
update 2018/9/30 07:11
函館市は10月1日から、ふるさと納税事業を大幅にリニューアルする。新たな返礼品として函館朝市ブランド「セレクト朝市」12品、ボリューム感のある「特得セット」66品を導入。また、インターネット上の「楽天ふるさと納税」に、市のふるさと納税サイトを開設する。今年度は前年度に比べ、寄付獲得が低調なため、てこ入れを図る。
セレクト朝市は、独自基準をクリアした各店こだわりの商品を認定する制度で「活茹(ゆ)で毛がに」(寄付額3万円)、「くじら肉盛り合わせセット」(同2万円)、「手造り数の子松前漬」(同)、「やっちゃんの手造りいくら」(同1万円)など12品を返礼品に導入。朝市のブランド力で返礼品の魅力を高める考え。
特得セット66品は、函館物産協会を窓口に「ホタテ貝柱・ズワイ蟹(ガニ)セット」(同3万円)、「函鰤(かんぶり)+釜炊きかにみそセット」(同)、「いくら醤油(しょうゆ)漬けセット」(同2万円)などボリューム感ある品がそろう。
楽天市場は国内最大級の会員数を誇り、ポイントが貯まり、ポイントを使って寄付もできる。システムの都合で、5日から閲覧可能となる。これまで市のふるさと納税の申し込みは「ふるさとチョイス」だけで、閲覧者を増やす。
市は昨年4月に返礼品を導入、既存のお礼の品は200品目(丸井今井函館店、棒二森屋、テーオーデパートの扱い)を設定。2017年度の寄付は、前年度比約15倍となる4211件、1億6910万円となった。しかし、今年度は低調に推移しており、9月28日午前8時現在の寄付額(入金ベース)は3729万4555円、1228件。前年同期は4498万9110円、1366件だった。17年度は選択できる6つの使い道のうち「大間原発の建設凍結」に寄付が殺到したが、時間の経過とともにインパクトが薄れ、大間減少の分が大きい。大間の分は17年度が820件、2156万3000円だったのに対し、今年度は302件、1010万5000円とほぼ半減している。
市財務部は、総務省が求めた返礼品を寄付額の3割以下の地場産品に限定するとした上で「寄付者の意欲を喚起し、寄付獲得につなげたい」としている。
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