日ロ交流の歴史を一目で 極東大で写真展始まる

update 2018/9/26 07:51


 在札幌ロシア総領事館函館事務所(ソコロフ・ボリス所長)主催の「日ロ交流写真展」が25日、ロシア極東大函館校ロシアセンターで始まった。約130枚を展示し、日ロ交流の歴史や先人の活躍を知ることができる。29日まで。観覧無料。

 在函館ロシア領事館開設160周年、北海道・サハリン州友好・経済協力提携20周年、在札幌ロシア総領事館函館事務所開設15周年を記念して企画した。

 写真はロシア外務省やサハリン州政府などが提供。函館大火前の1907年に撮影した旧ロシア領事館の食堂の様子、65年の船見中学校生徒による外国人墓地(ロシア人墓地)の清掃、2003年の在札幌ロシア総領事館函館事務所のオープニングセレモニー、12年のロシア正教会のキリル総主教の函館訪問など、函館との縁の深さが伝わる写真も数多く展示している。

 25日にオープニングセレモニーが同センターで開かれ、ガルージン・ミハイル駐日ロシア大使や工藤寿樹函館市長、ソコロフ所長ら計6人がテープカットして開幕を祝った。ガルージン大使は「日ロ共通の歴史にある明るい場面を中心にした写真展。多くの道民、函館の皆さんに見てもらい、日ロ友好の輪がさらに広がることを期待する」とあいさつした。

 同日は、五島軒本店で約40人が出席して歓迎レセプションも行った。

 写真展は午前11時〜午後4時。

提供 - 函館新聞社

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