GLAYライブへ警備・救護準備着々
update 2018/8/23 07:50
函館出身の「GLAY」が市内の緑の島で開催する野外ライブまであと2日となった。25、26の両日で最大5万人の来場が見込まれる中、会場周辺で交通規制や駐車禁止を予告する看板の設置や警備態勢の準備が着々と進んでいる。
警備会社12社で組織する「GLAY Live in Hakodate 警備協力会」は、1日あたり約170人で周辺や会場内の警備にあたる。函館西署も交通課や地域課、警備課の警察官が交通整理や警備に協力する。
警備協力会によると、前回の反省を生かし、手荷物を預けるスペースを明確にしたほか、飲食・物販ブースをステージから離すことで混雑を避ける。海に囲まれている上に、出入り口が1カ所に限られているため、「救命うきわを携帯するなど、入退場時を中心に気を引き締めたい」(警備協力会)としている。
周辺の道路は25、26の両日は豊川町の七財橋付近から西ふ頭付近までの約1キロを通行止め。摩周丸前のふれあいイカ広場なども立ち入り禁止とする。規制時間は午前9時〜午後2時半、同5時〜同8時。このほか、函館西署によると、緑の島を望む西ふ頭の岸壁沿いの道路も規制する予定。また、通行止め区間に接続する市道は、25日午前9時〜26日午後8時の間、駐車禁止区間に指定する。
函館海上保安部は巡視船などで緑の島周辺の海を警戒。主催者によると、周辺海域の進入規制は海保などと検討中としている。
函館市消防本部は、会場内での救急搬送に対応するため、海保職員や警察も待機する仮設テントに、開演の30分前から警防課と救急課の職員2人を常駐させる。
5年前のライブでは、頭痛と悪寒、過呼吸を訴えて搬送された来場者が2人いた。同本部救急課は「ライブ中は人が密集するなど汗をかきやすい。水分をこまめに補給して」と呼び掛ける。また、「夕方になると冷え込むので、防寒対策をしてライブを楽しんで」としている。
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