最多17人が「理美容甲子園」へ函館理容美容専門学校
update 2018/8/18 08:37
函館理容美容専門学校(大西忠彦校長)の学生17人が、11月に岡山県で開かれる「第10回全国理容美容学生技術大会」(日本理容美容教育センター主催)に10年連続で出場する。同校からの全国出場人数は過去最多となり、スキルアップに励んでいる。
同大会は「理美容甲子園」と呼ばれる理美容学生の一大大会。道地区大会は7月17日に札幌で開かれ、同校は7種目のうち3種目が1位で、上位入賞を占めた。
理容部門は、ロッドを巻く「ワインディング」で、佐藤晴香さん(2年)が昨年に引き続き1位。全国出場を最低条件に、力を見せつけたが「安定感が必要。今年こそは上位に入って旗を持って帰る」と意気込む。後頭部を刈り上げる「ミディアムカット」では小山内十愛子さん(同)が2位。刈り上げのグラデーションに課題を見つけ、「全道では至らないところばかりだったが、しっかりと結果を残す」。角刈りに前髪のデザインを加えた「クラシカルバックバリエーションセット」で3位だった古部滉己さん(同)は「細かいミスにも臨機応変に対応し、上位入賞を目指す」と決意を新たにする。
美容部門は、ロングヘアをまとめ、表現力を競う「アップスタイル」で田島琴実さん(2年)が1位。「まさか自分が1位になるとは信じられなかった」と喜びを見せる一方で「落ち着いて臨み、納得のいく作品を作りたい」と気を引き締める。レイヤースタイルの仕上がりを競う「カット」で1位の武藤勇也さん(同)は、後ろから見たシルエットの美しさが持ち味。「全国初出場だが、練習でベストな状態を保ち、平常心で臨みたい」。
美容のワインディングでは吉村友佑さん(2年)が2位入賞。結果に悔しさをにじませながら「全国から集まった選手との競技を楽しみ、全力で挑戦したい」と意欲を見せる。また、決められたテーマでデザインする「ネイルアート」で6位入賞の寺田真侑子さん(同)は「上位の作品は風景が繊細で、もっと細かな絵で減点のないようにしたい」と話している。
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